2006年10月21日

モータの3大要素 機械,電気,磁気

モータは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換もしくは利用して 機械エネルギーに変換する要素部品です。したがって、その開発には、機械,電気,磁気それぞれについて理解する必要があります。

一般的な要素部品のなかでは、広範囲の技術が集約されたモノのひとつと言えるのではないでしょうか?


機械分野では、設計、加工から信頼性にわたる分野で知識が必要です。 さらに厄介なのが”動く”ということ。

動くことにより、振動が発生したり、部品に負荷がかかります。 したがって、振動工学や材料力学に関する知識は必須と言えるでしょう。


モータは電気で動きます。当然電気回路の基礎知識は必要です。モータドライバーや巻線設計など電気回路の知識や場合によっては、PWMやPAM,ベクトル制御などモータ制御理論も必要です。

さらに、EMC(ElectroMagnetic Compatibility)・EMI(ElectroMagnetic Interference)が問題となることがあります。要素部品として組み込まれた機器のなかで、モータは電磁ノイズの発生源の一つとなります。
したがって、対策が必要な場合には高周波の知識が必要です。

そして、3大要素の中でももっとも厄介なのが、磁気でしょう。モータの構造は言い換えると、磁石と電磁石から出来ています。

磁気に関する知識は、電気磁気学によります。電気系専攻の方ならわかると思いますが、非常に取っ付きにくいです。単位も、テスラ[T]・ガウス[G]・エルステッド[Oe]・ウェーバー[Wb]など聞きなれないものもあるので敬遠されがちです。

ですが、モータは磁気についての理解なしでは説明は不可能です。当然すべてを知る必要はないと思いますが、基礎的なことは必要です。マグネットや磁気回路の構成は電磁気学なしでは語れません。


というわけで、ここまで読んでもらえればおわかりかと思いますが、モータには非常に幅広い知識が集約されています。
だから、難しいのです。


posted by 研究員 at 17:50 | モータ開発の難しいワケ
格安航空券比較〜「航空券ドットネット」
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。